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  • 執筆者の写真Tomoharu OGAWA

中国領事認証に行ってまいりました

更新日:10月27日


昨日10月6日、有明にある中国ビザ申請センター東京に、中国領事認証で行ってまいりました。中国領事認証とは何か、そしてとても過酷な領事認証の業務について実体験を基に解説いたします。


↓↓認証済み書類に貼られる認証シール



領事認証とは

日本の公的書類を中国の役所に提出する際に、そのままではその書類が本当に日本の役所が発行した公的書類なのかが中国側では分からないため、中国大使館がその書類が日本の公的書類であることを証明する手続きです。領事認証の前に、日本の公的書類に、外務省の公印確認を受けてから、領事認証をします。領事認証では、外務省の公印確認が真正であることを証明します。


公印確認とは

公印確認とは、外務省が、日本で発行された公文書に押印されている印鑑が真正なものであるかを証明する手続きです。


基本的にはこの外務省による公印確認+駐日各国大使館による領事認証をすることで、当該国の機関に日本の公文書を提出することができます。ただし、この例外として、「外国公文書の認証を不要とする条約(略称:認証不要条約)」(1961年10月5日のハーグ条約)に基づく付箋(=アポスティーユ)による外務省の証明というものがあります。提出先国はハーグ条約締約国のみです。アポスティーユを取得すると日本にある大使館・(総)領事館の領事認証があるものと同等のものとして,提出先国で使用することができます。


当日の認証手続き

さて、本題に戻りますが、この中国領事認証、思っていたより過酷なお仕事でした。領事認証は、中国ビザ申請センターのウェブサイトで認証日時の予約をしてから、有明の中国ビザ申請センター東京を訪問するのですが、予定時間より少し前に到着したにもかかわらず長蛇の列ができており、なぜか整理券を配られるのです。その整理券を配られたときに言われた一言、「本日は5時間待ちです」。最初何を言われているのか分かりませんでしたので聞き返すと、「本日は5時間待ちです」。あれっ、11時45分に予約しているんだけどな。。。自分の整理券番号がモニターに表示され、指定された番号のブースに行くと認証をしてもらうことができます。自分の整理券番号はE0080、モニターに表示されているEから始まる番号はE0030、あれっEから始まる番号だけでも50人待ち?Eのほか、A、M、Gから始まる番号もあるので、実質、200~300人待ちの状態。




いったい何が起こっていたのか、それというのも、私が訪問した10月6日は中国の大型連休に当たる国慶節の直後だったため、1年間で一番忙しい時期だったのです。そんなことはつゆ知らず、待てど暮らせど自分の番号は回ってきません。お昼時だったのでまずランチに行き、1時間時間を潰してセンターに戻ると、そこにはE0040番台の表示。これはまだまだだなと思い、他の仕事もあるのでカフェに行き約2時間ほど時間を潰して再度センターにアタック。そこにはE0060番台の表示。そろそろ室内で待った方がよいかなと待機を開始。もちろん1時間経っても順番は訪れません。そうこうしているうちに16時からのZOOMミーティングの時間が迫ってきました。モニターにはE0070番台の文字。自分の番が先か、ミーティングが先か!?ヒリヒリする中ZOOMミーティングがスタート。モニターを見ながらの全く集中できないミーティングをし続け、なんとかこのミーティングを乗り切り、幸いなことに順番は訪れませんでした。あれほど待ち続けた番号が、このときだけは番号よ来ないでくれと祈り続けました笑 ミーティング後15分ほど経つとようやく自分の番号がモニターに表示され、逃してはなるまいと猛ダッシュで指定されたブースへ。担当官の方はとても親切で認証を済ませてくれました。気が付くと時間は午後4時40分。本当に5時間が経過していました。最初はなんだかんだいうて2、3時間だろうと踏んでましたが、本当に5時間。新しい経験をすることができました。


お問い合わせ

国際結婚や会社設立などで婚姻要件具備証明書や会社謄本、会社定款等の中国領事認証が必要な方はぜひ当事務所までご相談ください。当事務所は5万円(税別)でお受けいたします。上述のとおり、最長で5時間待たされますので、お忙しい会社員、会社経営者の方はおそらく自分では手続きすることが事実上難しいと思われます。こういった時間がかかる手続きは専門家にご依頼いただき、時間を買うと思っていただければ幸いです。


小川行政書士事務所(専門家は上場会社社外監査役、米国ロースクール卒業)

Phone: 090-7702-8565

Email: tomoharu_ogawa@adminlaws.com

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専門家ご紹介

小川 具春(ともはる)

行政書士


Work Experience:

2022年02月 株式会社ラストワンマイル社外監査役就任

2019年10月 小川行政書士事務所開設

2016年09月 株式会社オプティマスグループ入社

2008年04月 住友不動産販売株式会社入社


EDUCATION:

Temple University Law School, Beasley School of Law 卒業(2022年8月)

慶応義塾大学法学部法律学科卒業(2008年3月)


CREDENTIALS:

行政書士

TOEIC 950






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